過去のお知らせ

化学物質国際対応ネットワークについて

 化学物質国際対応ネットワーク(以下、ネットワークと称す)は(1)国際的な化学物質対策について国内関係者の理解と対処能力の向上、(2)諸外国の関係者との相互理解の向上による国際調和に向けた取組の加速化を主な活動目的として2007年7月26日発足しました。
前記趣旨に賛同する企業、業界団体、研究機関、NGO・NPO等の団体であれば、どなたでも参加できます。
既に下記の様なセミナーを開催し、活発な活動を開始しています。
これまでに開催されたセミナーは、以下の通りであった。

  1. 「日中韓の化学物質管理政策に関するセミナー」の開催について
    ・2007年11月8日(木)TKP田町ビジネスセンター(東京港区)にて開催された。
    ・日本、中国及び韓国の環境行政担当者による各国の現在の化学物質規制・審査法の説明が行われ、これら
     について参加企業と行政担当者間で意見交換が行われた。
    ・情報交換による三ヶ国間での連携の必要性が強調され、日本の関連企業に対して化学物質国際対応ネット
     ワークへの参加協力が求められた。
    ・日本からは、国内関連企業、NGO及び政府間での情報交換や協力と共に、韓国及び中国との国際的な
     連携体制を築く事を目指している事。
    ・中国からは、現在の状況を分析し、管理制度の更なる発展を目指している事。
    ・韓国からは、現在の化学物質管理制度を基礎として、国際的な基準規格に対応するための新しい審査方法
     を目指しているとの事。
  2. 「REACHに関する登録及び化学物質安全報告書セミナー」の開催について
    ・2007年10月29日(月)三田共用会議所講堂(東京港区)にて開催された。
    ・講演1としてオランダ応用科学研究機構(以下、TNOと称す)Kees van Leeuwen博士より、REACH
     の概要について説明があった。
    ・講演2としてTNOのTim Bowmer博士より、REACHに関する欧州化学物質庁(ECHA;European
     Chemicals Agency)への登録の進め方について説明があった。特に、登録コストの軽減として「データの
     共有化、中間体やポリマーの除外、対象化学物質のグループ化や構造活性相関によるデータの代替法」に
     ついて解説があった。
    ・講演3としてTNOの Kees van Leeuwen博士より、REACH規則第7条の化学物質安全性報告書(CSR;The
     Chemical Safety Report)について説明があった。データの要件としての試験動物の使用の制限や代替
     データを活用することで経費削減等によるインテリジェントテスト戦略(ITS;Intelligent Testing
     Strategies)からのリスク評価を目指し、EU諸国で注目されている「3-R戦略」も包括した7-R戦略の
     必要性について解説があった。
    ・講演4としてTNOの Dinant E. Kroese博士より、講演3に続き、化学物質安全性報告書(CSR)について
     説明があった。
    ・講演5として化学物質国際対応ネットワーク事務局の西宮康二氏よりネットワークの概説があった。

  3. なお、上記の講演内容等については、http://www.chemical-net.info/にアクセスする事で確認できます。

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