過去のお知らせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)化学物質管理センターによる成果発表会2009
 2009年7月2日(木)津田ホールにて独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)化学物質管理センターによる成果発表会2009が開催された。当日は、平成20年度成果のうち、リスク評価に関する話題を中心に、講演会、ポスターセッション、ミニセミナーが行われた。
講演会は、成果発表の他に特別講演等も行われ、内容は以下の項目についてであった。
  1. 特別講演「化審法の見直しについて」:経済産業省化学物質管理課長 福島氏
    化学物質管理政策の変化(リスクベース管理・サプライチェーン全体の管理へとシフト)や国際動向とともに、改正化審法・法施行に関する今後のスケジュールの概要説明がなされた。
  2. 情報提供「PRTR、MSDS制度改正について」:経済産業省化学物質管理課 野田氏
    化管法対象物質の見直しにともなう制度移行スケジュールについて、PRTR制度(2010年4月実施)よりもMSDS制度(2009年10月実施)が半年先行して実施され、実施前後は新旧両方のMSDS交付が必要になるなど、具体的な説明がなされた。
  3. 特別講演「化学物質のリスク評価への理解と期待」:横浜国立大学大学院環境情報研究院 准教授 亀屋氏
    化学物質管理を予防的・包括的に行うことで、環境汚染の未然防止が可能となる。包括的対応には、リスクがないことが認可の条件で良い情報がなければ許さない(No data, no market)といった考えが印象的であった。
  4. 成果発表
    (1) 監視化学物質のリスク評価手法の構築について
    (2) 用途情報を利用した排出量推計手法について
    (3) 三省共同化学物質データベース(J-CHECK)による情報提供の取り組みについて
    (4) PRTRデータの解析結果について
  5. その他
    講演の合間をぬって、ポスターセッションコアタイムが2回設けられ、参加者との質疑応答、意見交換等が行われた。
    ミニセミナーは、CHRIP/GHS活用、PRTRデータ/HP活用(リスコミ)の2項目について行われた。
    NITEのホームページから、化学物質総合情報提供システム(CHRIP)とGHS分類結果を参照できるページの紹介がなされた。また、公開されたPRTRデータの個別事業所データ・5年間のデータ蓄積のリスクコミュニケーションへの活用が提案された。
(2009年7月2日開催のNITE化学物質管理センター成果発表会2009より)

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